「わたしは、私。」/そごう・西武
2020年1月1日、そごう・西武が出した新聞広告
「わたしは、私。」というコピーとともに、
この激動の時代を生き抜くすべての人へ向けて出されたメッセージ広告。
⑴SNS拡散要素=ひっくり返し文。これはこの新聞が初めてではなく、2chなどのネットでよく見られ始めた手法。それを用いてSNSの拡散要素にしている。
⑵時代性=ボディコピーは一見逆境に苦しむ現代人のような文。反対から読むとその人たちを応援するような前向きな文になる。
⑶象徴=ひっくり返すという言葉に親和性のある力士を起用。幕内最小力士という逆境を乗り越えている背景がとても広告にマッチしている。
SNSで流行っている(流行りかけている)要素×時代性(苦しんでいる様子の描写→応援する文章に変わる)をうまく組み合わせている。
そこにうまくハマるスポーツ選手を起用。とても綺麗な広告だと思った。
タレントを起用するときは背景やその業界自体が、広告のメッセージをうまく反映している=その広告を人で表すならこの人 とういう人を起用すると良いのだと思う。