ぽえぽえぶろぐ

現役大手「広告代理店」勤務しているクソ雑魚のサンドバッグ

新宿クレヨンしんちゃん広告/Oisix

新宿のクレヨンしんちゃん広告。

賛否両論であるが、いつのまにこんなに消費者に企業の意図が透けてみえるようになったのだろう。

昔はもっといっぱい綺麗事を言わせていたはずだ。

ドラえもんの感動映画だっていっぱいスポンサーがついている。

それはは叩かれずになぜ、この広告はこんなにも叩かれるのか。

 

理由は2つ。

ストーリーの無視とボディコピーだと思う。

 

【ストーリーの無視】

「しんちゃんはこんなこと言わない」だとか「綺麗事言わせすぎ」だとかいろんな意見があるが、

私は「しんちゃんでもこんなことは言うだろう」と思う。

子供なんて気まぐれで、わがままで気分屋で、いつの間にか成長しているものだ。

そんなしんちゃんも、いつもみさえの悪口をいったりするしんちゃんも、

ふとした瞬間「かあちゃん、ありがとう」だって思うかもしれない。

実際それを切り取って成功しているのが、映画だ。

しんちゃんの映画では絶対と言って良いほど、最終的に家族の絆が描かれることになる。

ではなぜこの広告がダメなのか。

それはしんちゃんが感謝をするまでのストーリーが圧倒的に欠けているからだ。

しんちゃんも感謝の言葉は言うかもしれない、でもなぜそれを言ったのかのストーリーが描かれていない。

だから変な違和感を感じる。

急にどうした?笑となるわけだ。

 

【ボディコピー】

©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK

・・・しんちゃん関係なくね!?

ただただOisixが母親ターゲットにいいこと言ってるだけ、なぜしんちゃんに急にあんなこと言わせた?

まだしんちゃんがいつも通りみさえの悪口を言う→子供の毎日元気で、夏休みは特に元気だけどお母さんたちは忙しいよね?という訴求の方がよくないか?

あと「Oisix」という企業名が2回も出て来るのもうざい。「過ごせるように。」のあと締めてよかったと思う、企業感強すぎー

 

 

春日部限定で出すとか作品へのリスペクトは感じられて良いなと思った反面、しんちゃんが只の子供になっている勿体無さ、と最低のボディコピーで叩かれているんだろうなと。

 

Oisixかわいとぉ